青森市、PCB使用安定器の調査方法を公開
青森市は2024年10月27日、「照明器具のPCB使用安定器に関する調査方法」を公開しました。
PCBとは？
PCB（ポリ塩化ビフェニル）は、かつて電気機器の絶縁油などに使用されていた化学物質です。しかし、PCBは環境や人体に有害な物質であることが判明し、1972年に国内での製造・使用が禁止されました。
なぜ調査が必要か？
PCB使用安定器は、製造禁止後も照明器具などに長年使用されていました。しかし、老朽化した安定器からPCBが漏出する恐れがあり、環境や人体に影響を与える可能性があります。そのため、青森市では照明器具内のPCB使用安定器を調査し、適正に処理することが重要となっています。
調査方法
青森市が公開した調査方法は、以下の手順で実施します。
- 該当照明器具の特定： 工場、倉庫、学校、病院など、PCB使用安定器が使用されている可能性がある照明器具を特定します。
- 安定器の有無確認： 照明器具内に安定器があるかどうかを確認します。
- 安定器の製造時期確認： 安定器に製造時期が記載されているため、1972年以前に製造されたものをPCB使用安定器と判断します。
- PCB含有量の測定： PCB使用安定器については、PCB含有量の測定を行います。
- 適正処理： PCB含有量が所定の基準値を超える場合は、専門業者による適正な処理を実施します。
関連情報
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環境省「PCBに関する情報」 www.env.go.jp/chemi/pcb/
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厚生労働省「ポリ塩化ビフェニル（PCB）」 www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/anzen/pcb.html
青森市では、引き続き照明器具内のPCB使用安定器の調査と適正処理に取り組むとしています。市民の皆様も、古い照明器具を使用している場合は、PCB使用安定器の可能性があることを認識し、適切な調査と処理を検討することが大切です。
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