神戸大学と洋服の青山が開発、肩にストレスを与えない「肩くるしくないスーツ」
2024年10月25日、神戸大学と紳士服大手「洋服の青山」は、スーツ着用時の動きやすさを数値化する共同研究の成果を発表しました。この研究に基づき、着心地に優れた「肩くるしくないスーツ」が誕生しています。
着心地の悪さの原因は肩の可動域の制限
スーツ着用時の不快感の主な原因は、肩の可動域の制限にあります。従来のスーツは肩の動きを制限するデザインとなっており、長時間着用していると肩に負担がかかり、肩こりや頭痛などの症状を引き起こします。
動きやすさの定量化とスーツ改良
そこで、神戸大学と洋服の青山は、スーツ着用時の肩の動きやすさを数値化する研究を実施しました。センサーを装着したスーツを着た被験者に様々な動作をしてもらい、肩の可動域や関節にかかる力を測定しました。
この研究データに基づき、洋服の青山はスーツの肩回りの構造を改良しました。肩の可動域を広げるために肩パッドの形状を最適化し、また、肩の動きに合わせて生地が伸縮するよう、ストレッチ素材を採用しました。
「肩くるしくないスーツ」の特徴
完成した「肩くるしくないスーツ」は、従来のスーツに比べて肩の可動域が大幅に向上しています。また、肩にフィットして負担を軽減する設計になっており、長時間着用しても肩こりが起こりにくくなっています。
様々なシーンでの活用が期待
「肩くるしくないスーツ」は、ビジネスシーンだけでなく、結婚式や冠婚葬祭などのフォーマルな場面でも快適に着用できます。また、長時間の運転やデスクワークが多い方にもおすすめです。
神戸大学と洋服の青山による共同研究は、スーツの着心地を向上させ、人々のQOL(生活の質)を高めることに貢献しています。今後も、両者はスーツのさらなる改良に取り組む予定です。
神戸大学と洋服の青山、スーツ着用時の動きやすさを数値化する共同研究により「肩くるしくないスーツ」が誕生
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