厚生労働省が「浮島丸」関係者の名簿を韓国政府に提供
発表日：2024年10月23日 8:00
厚生労働省は、旧海軍から引き継いだ「浮島丸」に関連する名簿を韓国政府に提供したことを発表しました。
「浮島丸」とは
「浮島丸」は、終戦間近の1945年8月23日に広島湾で米軍機の空襲を受けて沈没した病院船で、当時、多くの大日本帝国海軍軍人や一般の負傷者、看護師らを乗せていました。
名簿の内容
提供された名簿には、約1,700人の「浮島丸」に搭乗していた軍人や看護師の氏名、階級、所属部隊などの情報が記載されています。これらの情報は、遺族の捜索や慰霊などのために活用される予定です。
提供の経緯
厚生労働省は、韓国政府から「浮島丸」関係者の名簿の提供を求められていました。韓国には「浮島丸」沈没時に同船に勤務していた韓国人看護師がおり、遺族が捜索を行っていたためです。
厚生労働省は、遺族の要望に応えるとともに、日韓間の歴史的和解と協力関係の促進に資するため、名簿の提供を決断しました。
遺族の反応
名簿の提供を受け、遺族からは歓迎の声が上がっています。これまで消息不明だった親族の情報を初めて入手できたことに対し、感謝の意を表しています。
今後の対応
厚生労働省は、今後も遺族の捜索や慰霊を支援し、日韓間の歴史的和解と協力関係の構築に努めていきます。
旧海軍等から引き継いだ「浮島丸」関連名簿の韓国政府への提供について
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