九州電力、玄海3号機のMOX燃料供給契約を締結
日付: 2024年10月18日
概要:
九州電力は、玄海原子力発電所3号機で使用されるMOX燃料の供給に関して、三菱重工業と契約を締結しました。
MOX燃料とは
MOX( Mixed Oxide )燃料は、使用済みの原子炉燃料を再処理して得られるプルトニウムと天然ウランを混合して作られた燃料です。原子炉の燃料として使用することで、使用済み核燃料の処分量を削減することができます。
玄海3号機
玄海原子力発電所は佐賀県玄海町に位置する原子力発電所です。3号機は加圧水型原子炉で、1994年に運転を開始しています。
三菱重工業
三菱重工業は、原子力発電所の設計・建設を手掛ける総合重工メーカーです。MOX燃料の製造も行っており、九州電力には2010年からMOX燃料を納入しています。
契約内容
今回の契約では、三菱重工業が2026年から2032年までの期間、玄海3号機で使用されるMOX燃料を供給します。供給量は年間約12トンで、玄海3号機の2サイクル分をカバーします。
関連情報
- 九州電力によるプレスリリース:https://www.kyuden.co.jp/press/2024/01018_1.html
- MOX燃料に関する原子力百科事典の解説:https://www.jaif.or.jp/atomica/glossary/mox.html
- 玄海原子力発電所に関する九州電力のウェブサイト:https://www.kyuden.co.jp/nuclear_power/genkai/index.html
意義
今回の契約は、九州電力の原子力発電所の安定した運転と、使用済みの核燃料の処分量削減への貢献が期待されています。また、MOX燃料の製造能力を有する日本の原子力産業の技術力の維持にも資することが見込まれます。
玄海原子力発電所3号機のMOX燃料に係る供給契約の締結について
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