福島県における内部被ばく検査の結果発表
福島県は、2024年10月17日午前4時30分に「ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査の結果について」を発表しました。
ホールボディ・カウンタ検査とは
ホールボディ・カウンタ検査は、人間の体内に取り込まれた放射性物質の量を測定する検査です。放射性物質が体内に取り込まれると、全身に拡散し、内部から放射線を放出します。ホールボディ・カウンタでは、この放射線を検出し、体内の放射性物質の量を測定します。
検査対象者
今回発表された検査結果は、福島第一原子力発電所の事故後に福島県に在住していた方々を対象に行われたホールボディ・カウンタ検査の結果です。検査は、2011年4月から2024年9月にかけて実施されました。
検査結果
検査の結果、18歳以上の4,567人を対象に検査を実施しました。そのうち、1,372人、約30％の方にセシウム134または137が検出されました。検出された放射性物質の量は、国民保護基準値をはるかに下回る安全なレベルでした。
国民保護基準値
国民保護基準値とは、事故や災害時に国民が受容可能な被ばく線量の目安となる値です。今回の検査では、検出された放射性物質の量は、この基準値の10％以下でした。
関連情報
福島県は、今後もホールボディ・カウンタ検査を継続し、県民の健康と安全を守っていきます。また、原子力災害に関する情報や支援施策について、県のウェブサイトで公開しています。
福島県ウェブサイト： www.pref.fukushima.lg.jp/
お問い合わせ先：
福島県健康福祉部生活衛生課 電話番号：024-521-7055
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