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新潟県、一斉公開建築パトロール実施結果

新潟県が建築パトロールを実施、耐震性の確保へ

新潟県は2024年10月16日、県内35市町村で一斉に行われた「公開建築パトロール」の結果を発表しました。

公開建築パトロールとは

公開建築パトロールは、新潟県が実施する耐震化の促進を目的とした事業です。建築基準法に基づいて、耐震診断や耐震補強の義務化が定められている建物について、市民や専門家の協力のもと、耐震性の確認と適切な耐震化対策のアドバイスを行うものです。

パトロールの結果

今回のパトロールでは、35市町村で合計1,324棟が対象となりました。そのうち、耐震診断を実施済みだったのは749棟(56.5%)、耐震補強を行っていたのは263棟(19.8%)でした。

一方、耐震診断未実施の建物は575棟(43.5%)あり、このうち452棟(34.2%)が木造建築物でした。

関連情報

新潟県では、1968年の新潟地震で大きな被害を受けたことを踏まえ、耐震化の促進に力を入れています。

  • 耐震診断の義務化: 1981年施行の「新潟県耐震改修促進条例」により、特定の建築物について耐震診断が義務化されています。
  • 耐震補強の補助金: 耐震補強工事に対して、国や県から補助金が支給されています。

今後の方針

新潟県は、今回のパトロール結果をもとに、耐震診断未実施の建物に対する耐震診断の促進、耐震補強が必要な建物に対する耐震化の支援など、さらなる対策を講じていく方針です。

県内の建物が耐震化され、地震に対する安全が確保されることで、災害時の被害軽減につながることが期待されています。


一斉公開建築パトロール実施結果

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