神奈川県、金井第二遊水地の河川改修工事で土壌調査を実施
神奈川県は、2024年10月16日、二級河川柏尾川（金井第二遊水地）の河川改修工事における土壌調査結果を発表しました。
調査の目的
今回の土壌調査は、遊水地の改修工事における安全性を確保するために行われました。遊水地は、大雨で増水した川の水を一時的に貯水し、洪水の被害を軽減する施設です。
調査結果
調査の結果、遊水地内の土壌から、アスベストと基準値を超えるヒ素が検出されました。
- アスベスト：遊水地内の7か所から検出。アスベストは吸い込むと健康に悪影響を及ぼす繊維状の物質です。
- ヒ素：基準値を超えるヒ素が1か所から検出。ヒ素は皮膚や肺の疾患を引き起こす可能性があります。
対策
神奈川県は、これらの有害物質の影響を最小限に抑えるため、以下の対策を実施します。
- アスベストの除去：アスベストが検出された土壌を撤去し、安全な土壌に置き換えます。
- ヒ素の遮断層：基準値を超えるヒ素が検出された場所に遮断層を設置し、ヒ素が地下水や河川に拡散するのを防ぎます。
関連情報
- 河川改修工事の目的：遊水地の貯水容量を拡大し、洪水時の避難場所を確保すること。
- 工事期間：2023年4月～2026年3月
- 工事費用：約40億円
- 問い合わせ先：神奈川県河川海岸課（TEL：045-210-2566）
注意
神奈川県は、調査で検出された有害物質が遊水地の利用に支障をきたすものではないとしています。ただし、土壌を掘り返したり、長時間接触したりしないよう呼びかけています。
二級河川柏尾川（金井第二遊水地）の河川改修工事における土壌調査結果について
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