中部電力がバイオマス発電所に注力
裾野バイオマス発電所の工事着手と新たな発電所開発
中部電力は2024年10月15日、静岡県裾野市で建設を進める「裾野バイオマス発電所」の工事に着手すると発表しました。また同時に群馬県渋川市、長野県長野市、新潟県上越市においても木質専焼バイオマス発電所の開発を進めることも明らかにしました。
裾野バイオマス発電所
裾野バイオマス発電所は、静岡県裾野市に建設される出力約13.5万キロワットの大規模バイオマス発電所です。地元で調達した木質バイオマスや製材所から発生する端材を燃料として発電を行います。発電所は2029年10月に運転を開始する予定で、約13万世帯分の電力を供給する見込みです。
群馬、長野、新潟での開発
中部電力は群馬県渋川市、長野県長野市、新潟県上越市の3か所において、木質専焼バイオマス発電所の開発を進めます。3発電所の出力は合計約30万キロワットに達し、2030年代前半の運転開始を目指しています。
バイオマス発電のメリット
バイオマス発電は、化石燃料に代わる再生可能エネルギー源として注目されています。木材などのバイオマスを燃料とするため、二酸化炭素の排出を大幅に削減できます。また、地元で調達したバイオマスを使用することで、地域の林業産業を活性化させる効果も期待されています。
中部電力の取り組み
中部電力は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、バイオマス発電の拡大に取り組んでいます。2030年度までに合計約50万キロワットのバイオマス発電所を開発する計画で、カーボンフットプリントの削減と再生可能エネルギーの活用を推進しています。
「裾野バイオマス発電所」の工事着手および群馬県渋川市、長野県長野市、新潟県上越市における木質専焼バイオマス発電所の開発について
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