十日町市で土壌汚染の終報が公表
新潟県は2024年10月15日、十日町市本町地内でのテトラクロロエチレンによる土壌汚染に関する終報を公表しました。
汚染の原因と概要
この汚染は、かつてこの地域にあったクリーニング店の地下に埋設されていたテトラクロロエチレンタンクからの漏えいが原因とされています。テトラクロロエチレンは、かつてドライクリーニングに使用されていた有害物質です。
調査の結果、土壌からテトラクロロエチレンが検出され、基準値を超過していることが判明しました。汚染範囲は、クリーニング店跡地とその周辺約2,500平方メートルとされています。
汚染の対策
汚染に対処するため、新潟県では以下のような対策を実施しました。
- 汚染土壌の掘削と処分
- 地下水モニタリング
- 健康影響調査
調査の結果、汚染物質の濃度は基準値以下に低下し、地下水や大気への影響も確認されませんでした。
終報の公表
調査の結果に基づき、新潟県は汚染が収束したと判断し、終報を公表しました。終報では、汚染が周辺環境に影響を及ぼすことはなく、住民の健康にも影響がないとしています。
関連情報
- テトラクロロエチレンは、発がん性や肝機能障害などの健康被害を引き起こす可能性があります。
- クリーニング店でのテトラクロロエチレンの使用は、現在は禁止されています。
- 土壌汚染に関する情報は、新潟県環境生活部環境保全課（025-280-8377）までお問い合わせください。
十日町市本町地内におけるテトラクロロエチレン等による土壌汚染について（終報）
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