三菱重工、アラブ首長国連邦（UAE）と衛星打ち上げ契約締結
2024年10月15日、日本貿易振興機構は、UAE宇宙庁が三菱重工業株式会社（三菱重工）との衛星打ち上げ契約を締結したことを発表しました。
契約内容
この契約により、三菱重工はUAE宇宙庁向けに2機の地球観測衛星をH-IIAロケットで打ち上げます。打ち上げは、2026年6月と2027年2月に鹿児島県の種子島宇宙センターで行われる予定です。
衛星の役割
打ち上げられる2機の衛星は、地球観測ミッションを担当します。
- 1機目（Optical Satellite-3）： 高解像度の光学画像を提供し、土地利用の監視、インフラ計画、環境保全に役立てられます。
- 2機目（Synthetic Aperture Radar Satellite-2）： 昼夜や天候に関係なく、地表を観測するレーダー画像を提供し、石油・ガス探査、災害管理、海洋監視に使用されます。
UAE宇宙計画
この打ち上げ契約は、UAEの野心的な宇宙計画の一環です。UAEは、2030年までに火星に無人の探査機を送り込むことを目指しており、衛星打ち上げはこの目標の重要なステップとなっています。
三菱重工の役割
三菱重工は、実績のあるH-IIAロケットファミリーで衛星打ち上げサービスを提供するリーディングプロバイダーです。同社はこれまで、100回以上のロケット打ち上げを実施しており、成功率は100%です。
関連情報
- 日本貿易振興機構：https://www.jetro.go.jp/
- UAE宇宙庁：https://www.space.gov.ae/en/
- 三菱重工業：https://www.mhi.com/jp/index.html
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