イエメンで拘束中の国連職員とNGO職員の即時釈放を求める国連とNGO
2024年10月12日午前12時、国連と国際NGOは、イエメンで拘束されている職員の即時釈放を求める共同声明を発表しました。
拘束されているのは、世界食糧計画（WFP）の職員2名と、現地NGO「開発のためのイエメン組織」の職員1名です。3人は、2023年12月に首都サナアで当局に拘束されました。拘束の理由は明らかになっていません。
国連とNGOは、拘束された職員の安否と状況について懸念を表明しています。声明では、「職員の逮捕と拘束は、人道支援活動の妨げとなり、イエメンの人道危機を悪化させる」と警告しています。
国連はまた、同組織の職員が人道支援活動中に拘束されたのは今回が初めてではないと指摘しています。2015年以降、国連職員12人がイエメン当局に拘束され、そのうち3人は現在も拘束されています。
国連とNGOは、イエメン当局に対して、拘束されている職員の即時かつ無条件の釈放を求めています。また、当局に対し、職員の安全と福祉を確保し、その権利を尊重するよう求めています。
イエメンの人道危機は、世界で最も深刻なものの1つです。国連によると、2,000万人以上が食料不安に直面しており、1,000万人が飢餓状態にあります。また、1,600万人以上が避難しており、医療、水、衛生などの基本的なサービスへのアクセスが限られています。
国連とNGOは、人道支援活動者が安全かつ安心して活動できる環境が不可欠であると強調しています。拘束された職員の即時釈放により、イエメンの絶望的な人々にとって不可欠な支援を提供し続けることができるようになります。
UN, INGOs call for immediate release of detained personnel in Yemen
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