国連事務総長、レバノンの平和維持軍に対する攻撃を強く非難
2024年10月11日午後12時（現地時間）、国連事務総長の報道官であるステファニー・デュジャリック報道官は、レバノン南部で発生した平和維持軍に対する攻撃を強く非難する声明を発表しました。
この攻撃により、アイルランドの平和維持軍1人が死亡、3人が負傷しました。また、地元住民1人も負傷しています。
国連平和維持軍は、レバノンとイスラエルの国境地帯での緊張を緩和するため、1978年からレバノンに駐留しています。
今回の攻撃は、レバノン南部で近年発生した最も深刻な平和維持軍に対する攻撃の1つです。
デュジャリック報道官は、「今回の攻撃は、レバノンに対する平和維持軍の貴重な貢献に対する卑劣な攻撃であり、国連がその任務を続行することを決意していることを明確にする」と述べています。
国連は現在、攻撃の捜査を進めており、加害者の身元特定と逮捕に協力するよう当局に求めています。
関連情報
- レバノン南部に駐留する国連平和維持軍（UNIFIL）は、約1万人の兵士で構成されており、アイルランド、イタリア、スペイン、インド、インドネシアなど35カ国から派遣されています。
- UNIFILは、1978年の国連安全保障理事会決議425に基づき、レバノン南部での停戦を監視し、イスラエル軍との衝突防止に努めています。
- レバノン南部は、イスラエルとレバノンの間の緊張が高まっている地域で、両軍の間でしばしば衝突が発生しています。
- 今回の攻撃は、1983年に発生し241人の米軍兵士が死亡したベイルート米海兵隊兵舎爆破事件以来、最も深刻な平和維持軍に対する攻撃の1つです。
UN chief condemns attacks against peacekeepers in Lebanon
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