国連事務総長、ノーベル平和賞受賞の日本の反核団体を称賛
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、日本の反核団体「国際原子力廃絶キャンペーン（ICAN）」が2017年のノーベル平和賞を受賞したことを称賛しました。グテーレス事務総長は、ICANの受賞は「核兵器の恐ろしさと、それらを廃絶する私たちの決意への注意喚起に多大な貢献をした」としています。
グテーレス事務総長は声明で、「核兵器のない世界という共有の目標に向けて取り組むICANの献身的な活動に敬意を表します」と述べました。「ICANの取り組みは、私たち全員に、核兵器の脅威から世界を守り、真に平和で持続可能な未来を確保するための措置を講じるよう促します。」
ICANは、核兵器の廃絶を求める国際的なキャンペーンを主導しており、2017年には核兵器禁止条約の採択に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞しました。ICANは、世界の非核化の実現に向けて働き続けています。
グテーレス事務総長は、核兵器のない世界という目標は「可能であり、必要だ」と強調しました。事務総長はまた、加盟国に対し、核兵器の廃絶に向けて一致団結して取り組むよう呼びかけました。
国連は、核兵器の廃絶を優先事項としています。グテーレス事務総長は、核兵器禁止条約の採択を核軍縮に向けた「画期的な進歩」と称賛しました。事務総長は、核兵器のない世界という目標を実現するためには、加盟国によるさらなる努力が必要だと述べました。
核兵器禁止条約は現在、86カ国によって批准されていますが、米国、ロシア、中国などの核兵器保有国は批准していません。
Guterres salutes Japanese anti-nuclear group on Nobel Peace Prize win
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