田んぼアート、佐渡島で終了
新潟県佐渡市で毎年行われている「R6朱鷺と暮らす郷 田んぼアート」が、2024年10月8日（火）をもって終了しました。
佐渡のシンボル「朱鷺」を描いた大作
今年の田んぼアートは、佐渡市のシンボルである朱鷺をモチーフに描かれました。広さ約9,000平方メートルの田んぼに、鮮やかな青、緑、黄、白などの稲を使い、朱鷺の優美な姿が見事に表現されていました。
田んぼアートの期間中は、多くの観光客が訪れ、ドローンや展望台から眺めて楽しんでいました。また、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出し、夜間も見物客でにぎわいました。
朱鷺保護活動との連携
この田んぼアートは、地域活性化だけでなく、佐渡で絶滅の危機に瀕している朱鷺の保護活動にも貢献しています。収益の一部は、朱鷺の餌場となる湿地の保全や、朱鷺の繁殖の支援などに充てられます。
佐渡市観光振興課の担当者は、「田んぼアートを通じて、朱鷺の大切さを多くの人に知っていただき、保護活動への関心を高めることができました」と語っています。
終了後の見ごろ
田んぼアートは終了しましたが、稲穂が黄金色に染まる秋の風景もまた見応えがあります。10月下旬から11月上旬にかけてがピークで、夕日に照らされた田んぼが息を呑むような美しさを見せてくれます。
佐渡市では、田んぼアート終了後に「佐渡棚田deフォトコンテスト」を開催しています。田んぼアートや佐渡の棚田を撮影した写真を募集し、優秀作品には賞品が贈られます。詳細は佐渡市観光協会のホームページでご確認いただけます。
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