ガザ地区北部が戦闘激化で孤立
2024年10月7日
ガザ地区の北部地域が、激化する戦闘により孤立状態に陥っています。イスラエル軍とパレスチナ武装勢力の間の戦闘が激化し、住民は避難する場所がなく自宅に閉じ込められています。
国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）によると、約7万人が戦闘地域から避難を余儀なくされ、73校の学校が避難所として使用されています。しかし、北部地域の住民の中には、避難所へたどり着くことができない人々が数多くいます。
イスラエル軍は、ガザ地区北部にロケット弾やミサイルを発射し、パレスチナ武装勢力が応戦しています。この戦闘により、少なくとも16人のパレスチナ人が死亡し、125人が負傷したとパレスチナ保健省は報告しています。
孤立した住民は、食料、水、医療へのアクセスが制限されています。また、電力供給も不安定で、水道システムも損傷しています。
国際赤十字委員会（ICRC）は、人道危機への懸念を表明し、戦闘の即時停止を呼びかけています。ICRCの広報担当者は、次のように述べています。「住民は恐怖に陥り、孤立し、基本的必需品の調達が困難になっています。戦闘を続けることは、人道的影響をさらに悪化させるだけです。」
国連安全保障理事会は緊急会合を開き、戦闘の停止を求める決議案を審議しています。しかし、決議案は採択される可能性が低いとみられています。イスラエルとパレスチナの双方が責任を認めず、事態の改善に消極的な姿勢を示しているからです。
戦闘は今後数日間続く見通しで、ガザ地区北部の人道的状況はさらに悪化することが懸念されています。
Gazans in the north trapped with nowhere to go, as fighting intensifies
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