戦前から半世紀にわたり若鷹を育てた中百舌鳥球場を回顧
日本野球機構（NPB）は2024年10月4日に、「球跡巡り」の第82回として、「戦前から半世紀にわたり若鷹を育てた 中百舌鳥球場」を公開しました。
中百舌鳥球場は、大阪府堺市の南区に位置する野球場でした。1927年にオープンし、1928年から毎日オリオンズ（現在の千葉ロッテマリーンズ）の本拠地として使用されました。その後、1958年から南海ホークス（現在の福岡ソフトバンクホークス）の本拠地となり、1988年に閉鎖されるまで主に南海ホークスのホームゲームが行われていました。
中百舌鳥球場は、戦前・戦後を通じて南海ホークスの黄金時代を支えた球場で、当時の主力選手である野村克也、長池徳二、張本勲ら多くの名選手がプレーした思い出深い場所です。また、国民栄誉賞を受賞した故・王貞治さんが本塁打記録を更新した球場としても知られています。
閉鎖後は、跡地に公園や住宅などが建設され、球場があった面影はほとんど残っていませんが、地元では今もなお「ホークス球場」の愛称で親しまれています。
NPBの「球跡巡り」は、プロ野球の歴史や文化を伝えることを目的として、かつて存在した球場の跡地を訪ねる企画です。中百舌鳥球場の公開は、かつての南海ホークスファンや野球史愛好家にとって、懐かしさと感慨に浸る貴重な機会となるでしょう。
【関連情報】
- 中百舌鳥球場の歴史（NPB公式サイト）：https://npb.jp/bis/bisdata/stadium/old_stadium_detail/index.php?stadium_id=12
- 南海ホークスの黄金時代（Wikipedia）：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%87%91%E9%81%93%E6%99%82%E4%BB%A3
- ホークス球場跡地公園（堺市公式サイト）：https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/kurashi/machidukuri/koenmidori/koenchiiki/south/hawks_kyujyuseki/index.html
【球跡巡り・第82回】戦前から半世紀にわたり若鷹を育てた 中百舌鳥球場
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