野生いのししから豚熱ウイルス（CSF）が検出
岐阜県は2024年10月4日、豚熱ウイルス（CSF）感染の疑いがある野生いのししについて行った検査の結果、陽性反応が出たと発表しました。
これまでの経緯
9月29日、岐阜県高山市丹生川町上切で、死んでいる野生いのししが発見されました。県が簡易検査を行った結果、CSFの疑いがあることが判明し、国立研究機構動物衛生研究所でPCR検査を実施しました。
検査結果
PCR検査の結果、野生いのししからCSFウイルスが検出されました。これは県内で初めて確認されたCSFウイルス感染事例となります。
対応策
県は、感染拡大防止のため、以下の緊急措置を実施します。
- 感染した野生いのししが発見された場所を中心に、10km圏内を移動制限区域に指定
- 移動制限区域内でのイノシシの移動、捕獲、販売などを禁止
- 感染拡大防止用の消毒ポイントの設置
- 家畜の飼育施設の消毒や観察の徹底
豚熱ウイルスとは
CSFは、イノシシやブタに感染する伝染性の高いウイルスで、発熱、食欲不振、出血などの症状を引き起こします。家畜に感染すると致死率が高く、経済的損失が甚大になります。
関連情報
- 岐阜県ホームページ：豚熱（CSF）発生に伴う野生いのししの感染確認検査（PCR検査）の結果（令和6年10月4日）
- 農林水産省ホームページ：豚熱（CSF）に関する情報
注意点
- 移動制限区域内に住む方は、イノシシの移動や捕獲を行わないようにしてください。
- イノシシの肉や内臓を食べることは避けてください。
- 感染した疑いのあるイノシシを見つけたら、すぐに県や市町村に連絡してください。
豚熱（CSF）発生に伴う野生いのししの感染確認検査（PCR検査）の結果（令和6年10月4日）
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