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京アニ控訴審: 弁護側が新資料を提出
10月2日(水) 10:41 配信
京都アニメーション放火殺人事件の控訴審が10月2日、大阪高等裁判所で開かれました。この日の公判では、弁護側が新たな証拠資料を提出しました。
新資料の概要
弁護側が提出した新資料は、被告人の男が逮捕される前の精神鑑定結果です。この鑑定結果は、被告人が事件当時は「心神耗弱状態」にあり、善悪を判断する能力が著しく低下していたことを示しています。
弁護側の主張
弁護側は、この新資料を元に、被告人の量刑を減刑するよう求めています。弁護人は、「被告人は心神耗弱状態だったため、犯行に対する責任能力が低下していた」と主張しています。
検察側の対応
検察側は、弁護側の主張に反論しています。検察官は、被告人は犯行当時、心神喪失状態ではなく、責任能力はあったと主張しています。
控訴審の今後の見通し
控訴審は今後、引き続き開かれます。裁判所は双方の主張を検討し、最終的に被告人の量刑を判断することになります。
事件の背景
京アニ放火殺人事件は、2019年7月に京都市の京都アニメーション第1スタジオで発生しました。被告人の男はガソリンを撒いて火を放ち、36名を殺害、33名を負傷させました。
被告人は2020年6月に殺人罪などで起訴され、一審では無期懲役の判決が言い渡されました。その後、被告人が控訴したため、現在の控訴審が行われています。
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