大阪公立大学が藻と酵母のコンビで排水処理の効率をアップ
大阪公立大学が、2024年10月1日、『藻×酵母の組み合わせが最適！ 光合成を利用した排水処理の効率向上へ』という研究成果を発表しました。
藻と酵母のコラボレーション
この研究では、藻と酵母を組み合わせたシステムが、光合成を活用して排水処理の効率を向上させることが明らかになりました。藻は太陽光を利用して二酸化炭素を有機物（バイオマス）に変換し、酸素を放出します。一方、酵母は藻が出した有機物を利用して、さらに多くの有機物を生成します。
高い窒素除去率
研究チームは、藻と酵母を最適な割合で組み合わせたシステムを作成し、窒素を含む廃水を処理しました。その結果、従来の処理方法よりも効率的に窒素を除去することができました。
光合成の活用で持続可能に
注目すべきは、このシステムが光合成を利用していることです。つまり、外部からのエネルギー源を必要とせず、持続可能かつ費用効率の良い方法で排水処理を行うことができます。
関連情報
大阪公立大学のこの研究は、排水処理技術における重要な進展と言えます。関連情報は以下の通りです。
- 研究論文：https://www.nature.com/articles/s41420-024-00853-z
- 大阪公立大学のプレスリリース：https://www.upc-osaka.ac.jp/ja/news/2024/202409301500.html
今後の展望
この研究成果は、排水処理の持続可能性と効率性を向上させるための新たな可能性を示しています。今後、さらなる研究と開発が行われ、実用的な排水処理システムの開発につながることが期待されます。
藻×酵母の組み合わせが最適！ 光合成を利用した排水処理の効率向上へ
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