名古屋市、内部統制評価報告書への審査意見書を公開
名古屋市は、2024年10月1日午前1時に『令和5年度名古屋市内部統制評価報告書審査意見書』を公開しました。
内部統制とは？
内部統制とは、組織が目標を達成し、事業を適正に運営するために、財務報告、業務運営、法令遵守などの重要なリスクに対する適切な対応を確保するための組織内のプロセスおよび対策のことです。
審査意見書とは？
審査意見書は、独立した外部監査人が、組織の内部統制評価報告書を審査し、その結果を報告するものです。意見書には、内部統制の有効性に関する評価が含まれ、以下の評価区分が用いられます。
- 内部統制は十分に機能している
- 内部統制はおおむね機能している
- 内部統制に重大な欠陥がある
名古屋市の評価結果
名古屋市の内部統制評価報告書審査意見書では、内部統制はおおむね機能していると評価されています。つまり、内部統制の仕組みが適切に構築され、運用されており、重要なリスクに対応できていると判断されました。
ただし、審査意見書では次のような改善点が指摘されています。
- リスク管理の強化
- 財務報告プロセスにおける内部統制の強化
- 情報システム統制の強化
名古屋市の対応
名古屋市は審査意見書を受領し、指摘された改善点への対応策を検討しています。改善策は、内部統制の有効性をさらに高め、財務報告の信頼性と組織全体のガバナンスを向上させることを目的としています。
関連情報
- 名古屋市『令和5年度名古屋市内部統制評価報告書審査意見書』 www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000108/108634/r5narai.pdf
- 総務省『内部統制監査基準』 www.soumu.go.jp/main_content/000731428.pdf
- 公認内部監査人協会『内部統制の統合フレームワーク』 www.iia-japan.org/framework/cosoframework.html
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