三井住友海上、情報漏えい事案の調査結果を公表
三井住友海上火災保険株式会社（以下、三井住友海上）は、2024年9月30日、同社が被った情報漏えい事案に関する調査結果の第2報を公表しました。
事案の概要
2023年12月、三井住友海上は、同社の保険代理店と出向者が関わった情報漏えい事案を確認しました。漏えいした情報は、顧客の契約情報や保険金請求書など、約11万件に及びます。
調査結果
三井住友海上は外部の専門家を含む調査委員会を設置し、調査を実施しました。その結果、以下が判明しました。
- 情報漏えいは、保険代理店が不正に顧客情報を取得し、出向者がそれを外部に持ち出したことが原因。
- 漏えいした情報は、顧客の氏名、住所、電話番号、契約内容などの個人情報や、保険金請求書などの機密情報が含まれる。
- 情報漏えいは、個人の利益目的ではなく、保険代理店の業務上の不正行為に起因したもの。
対応策
三井住友海上は、この事案を受け、以下のような対応策を講じています。
- 漏えいした顧客に通知と謝罪。
- 情報漏えいの原因となった不正行為に関与した保険代理店の契約解除。
- 出向者を懲戒処分。
- 情報セキュリティ対策の強化。
影響
この情報漏えい事案により、顧客の個人情報や機密情報が漏えいした可能性があります。三井住友海上は、影響を受けた顧客に注意喚起を呼びかけ、今後も調査を継続し、事案の全容を解明するとしています。
保険代理店ならびに当社出向者による情報漏えい事案の調査結果について（その２）（PDF：容量220.9KB）
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