千葉県、2024年度児童虐待状況を発表
千葉県は2024年9月30日、2024年度（令和4年度）の児童虐待状況（確定値）を発表しました。
虐待件数と種類
2024年度の児童虐待の相談件数は合計4,215件で、前年度（令和3年度）比で6.3%増加しました。虐待の種類別では、次のような割合となっています。
- 身体的虐待：52.1%
- ネグレクト（育児放棄）：29.7%
- 心理的虐待：10.5%
- 性的虐待：7.7%
被害者の年齢と性別
被害者の年齢は、0歳が最も多く（30.4%）、次いで1歳（15.0%）となっています。性別では、男児が56.6%、女児が43.4%となっています。
虐待者の関係
虐待者の関係は、次のような割合となっています。
- 実親：57.5%
- 継親：10.3%
- その他の親族：14.1%
- 恋人・交際相手：7.8%
- 知人・友人：4.0%
虐待の背景
虐待の背景として、次のような要因が挙げられています。
- 親の精神的な不安定さやストレス
- 経済的な困難
- 家庭内の暴力
- 子育てに対する無知や孤立
県内の取り組み
千葉県では、児童虐待の防止と対応強化に向けて、次のような取り組みを行っています。
- 子育て支援センターの拡充
- 児童相談所の体制強化
- 地域での児童虐待に対する意識啓発
- 家庭復帰支援の充実
関連情報
- 千葉県『令和4年度千葉県の児童虐待の状況（確定値）について』 www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/koho/h30/a08/a08gikai16-1.html
- 厚生労働省『児童虐待の防止と対応について』 www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/jidoabuse/
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