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元DeNAバウアー、メキシコでの新天地へ
元横浜DeNAベイスターズ投手で、2019年のセ・リーグ最優秀防御率を獲得したトレバー・バウアー投手が、メキシコのティフアナ・ブルズと契約を結んだことが発表されました。
バウアー投手は今季、MLBのドジャースと契約していましたが、家庭内暴力の疑惑により6月の試合から出場を停止されていました。8月2日に無罪となったものの、ドジャースから解雇されていました。
ティフアナ・ブルズはメキシカンリーグ（メキシコプロ野球1部）に所属しており、バウアー投手は今シーズン残り7試合で登板する予定です。
メキシカンリーグはMLB傘下のリーグではなく、バウアー投手のMLB復帰の可能性は現時点では不透明です。しかし、メキシコでのプレーが、バウアー投手にMLB復帰への道を開く可能性も秘めています。
バウアー投手の経歴
トレバー・バウアー投手は、1991年8月17日生まれの31歳。右投右打の投手です。2011年のドラフト1巡目でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに入団し、2014年にメジャーデビューしました。
ダイヤモンドバックス、クリーブランド・インディアンス、シンシナティ・レッズでプレーした後、2019年にDeNAに入団。11勝6敗、防御率1.93という好成績を残し、セ・リーグ最優秀防御率に輝きました。
2020年にアトランタ・ブレーブスに移籍し、ワールドシリーズ優勝に貢献。2021年にはドジャースに移籍し、年間最多奪三振を記録するなど活躍しました。
バウアー投手は、MLBで通算83勝79敗、防御率3.90という成績を残しています。また、2018年にはオールスターに選出され、2019年にはナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得しています。
ドジャース解雇と無罪判決
バウアー投手は今季前半、ドジャース在籍時に家庭内暴力の疑惑でMLBから出場停止処分を受けていました。カリフォルニア州地方検事は、女性から提出された証拠を十分に検討した結果、証拠が十分ではなく、起訴できないと判断し、8月2日に無罪とされました。
しかし、MLBは独自の調査を行い、9月13日にバウアー投手を無期限出場停止処分にしました。バウアー投手側は処分を不服として、コミッショナー事務局に異議を申し立てました。
メキシコでの挑戦
メキシカンリーグは、MLB傘下のマイナーリーグではなく、独立したプロ野球リーグです。しかし、MLB球団のスカウトが頻繁に視察に訪れるなど、MLB復帰を目指す選手にとって重要な登竜門となっています。
バウアー投手はティフアナ・ブルズでのプレーを通して、コンディションを整え、MLB球団の目に留まることを目指すことになります。
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