金融庁、「有価証券関連法令の改正案」のパブリックコメント結果を公表
金融庁は2024年9月27日、有価証券取引等を規制する「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」の一部を改正するための内閣府令案に対するパブリックコメントの結果を公表しました。
改正案の概要
本改正案は、デジタル証券やマーケット・インフラの整備など、有価証券市場の活性化や投資家保護の強化を目的としたものです。主な改正内容は以下の通りです。
- デジタル証券の定義と規制枠組みの明確化
- 精算・決済機関の規制強化
- 投資家保護の強化（インサイダー取引の規制強化など）
- マーケット・インフラの整備（証券取引システムの標準化など）
パブリックコメントの結果
金融庁は2023年12月12日から2024年1月10日までパブリックコメントを募集し、企業や団体、個人から合計51件の意見が寄せられました。
パブリックコメントの結果、改正案の内容についておおむね賛成する意見が多くありました。一方で、以下のような意見も寄せられました。
- デジタル証券の定義をより明確にすること
- 精算・決済機関の規制強化の範囲を明確にすること
- 投資家保護強化策のさらなる充実
今後の予定
金融庁はパブリックコメントの結果を踏まえ、改正案を検討し、早急に閣議決定を行う予定です。その後、改正案は公布され、一定期間を経過した後、施行される見込みです。
関連情報
- 金融庁プレスリリース：https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20240927.html
- 改正案全文：https://www.fsa.go.jp/singi/shoken/houan/h350926/06.pdf
「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令（案）」に対するパブリックコメントの結果等について公表しました。
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