建設アスベスト給付金制度について
厚生労働省は、2024年9月27日午前9時に、「建設アスベスト給付金制度」の詳細を発表しました。
建設アスベスト給付金制度とは？
建設アスベスト給付金制度は、建設現場でのアスベスト曝露により肺がんや中皮腫などの疾患を発症した労働者および遺族に給付金を支給する制度です。
支給対象者
- 建設現場でアスベスト曝露を受けた労働者
- 上記労働者の遺族
給付金の種類
- 労災補償給付費一時金：肺がんまたは中皮腫を発症した労働者
- 労災補償遺族一時金：肺がんまたは中皮腫を発症した労働者が死亡した場合の遺族
- 労災補償遺族年金：肺がんまたは中皮腫を発症した労働者が死亡した場合、遺族が受給する年金
給付金金額
給付金金額は、発症した疾患や後遺障害の程度によって異なります。
申請方法
申請は、2024年10月1日から受け付けが開始されます。申請に必要な書類は次のとおりです。
- 労災認定通知書
- 医師の診断書
- 給与明細書
- 身分証明書
関連情報
- アスベスト健康被害救済制度：アスベストによる健康被害に遭った労働者に対する救済制度
- 難病の克服及び難病患者等の支援に関する法律：中皮腫を含む特定疾患の治療や支援に関する法律
- 建設産業アスベスト救済基金：建設アスベスト給付金制度の運営を行う財団
今後の展開
厚生労働省は、建設アスベスト給付金制度の周知徹底に努め、対象労働者や遺族が適時に給付金を受給できるよう対応しています。
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