Amazon MQがGraviton3ベースのM7gインスタンスをサポート！RabbitMQユーザーに朗報です
Amazon Web Services (AWS) は2025年7月22日、Amazon MQがGraviton3プロセッサを搭載したM7gインスタンスをサポートするようになったことを発表しました。これは、特にRabbitMQをご利用のお客様にとって、パフォーマンス向上とコスト削減につながる素晴らしいニュースです。
Graviton3とは？ なぜ重要なのか？
AWS Gravitonプロセッサは、AWSがARMアーキテクチャに基づいて設計したカスタムCPUです。前世代のGraviton2と比較して、Graviton3は最大2倍のコンピューティングパフォーマンスと、最大2倍の浮動小数点演算性能を実現しています。さらに、メモリ帯域幅も最大50%向上しており、より高速で効率的なデータ処理が可能になりました。
今回の発表により、Amazon MQ for RabbitMQをご利用のお客様は、このGraviton3のパワフルな性能を享受できるようになります。
RabbitMQユーザーにとってのメリット
Amazon MQ for RabbitMQでM7gインスタンスを選択できるようになることで、以下のようなメリットが期待できます。
- パフォーマンスの向上: より多くのメッセージを、より速く処理できるようになります。これにより、リアルタイム性が求められるアプリケーションや、大量のデータを扱うシステムでの応答速度が改善されるでしょう。
- コスト効率の改善: Graviton3プロセッサは、その高性能にもかかわらず、同等性能のx86ベースのインスタンスと比較して、最大40%のコスト削減を実現できる場合があります。これにより、運用コストの最適化が期待できます。
- スケーラビリティの強化: パフォーマンスが向上することで、より少ないインスタンス数で同等またはそれ以上の処理能力を確保できるようになります。これは、アプリケーションのスケーラビリティを確保する上で有利に働きます。
- 電力効率: ARMアーキテクチャは一般的に電力効率に優れており、環境負荷の低減にも貢献します。
どのように利用できる？
この新しいサポートは、Amazon MQ for RabbitMQをご利用のお客様が、新しいブローカーを作成する際や、既存のブローカーのインスタンスタイプを変更する際に選択できるようになります。
AWSマネジメントコンソール、AWS CLI、またはSDKを通じて、Amazon MQ for RabbitMQのブローカー設定で、インスタンスファミリーとして「mq.m7g.large」「mq.m7g.xlarge」などのGraviton3ベースのM7gインスタンスを選択できるようになります。
まとめ
今回のAmazon MQのGraviton3サポートは、RabbitMQユーザーにとって、パフォーマンスとコスト効率の両面で大きなメリットをもたらすアップデートです。AWSは、お客様の多様なニーズに応えるため、継続的にサービスを改善しており、今回の発表もその一環と言えるでしょう。
RabbitMQをご利用の皆様は、ぜひこの機会にGraviton3ベースのM7gインスタンスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。より高速で、より効率的なメッセージングシステムを構築できるはずです。
Amazon MQ now supports Graviton3-based M7g instances for RabbitMQ
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