愛知銀行とセブン銀行が連携！スマホでATMがもっと便利に、そして新たな顧客体験へ
2025年7月17日、愛知銀行はセブン銀行との間で、新たなATMサービス導入に向けた基本合意書を締結したことを発表しました。この提携により、愛知銀行の利用者にとって、ATMの利用方法がより便利になるだけでなく、これまでにない新しい顧客体験が期待されています。
スマホでATMが使える！「スマホATM」サービスとは？
今回の合意で最も注目されるのが、「スマホATM」サービスの導入です。これは、セブン銀行が全国に展開するセブン銀行ATM（セブン-イレブンなどに設置されているおなじみのATM）を、愛知銀行のキャッシュカードを持ち歩かなくても、スマートフォンアプリを通じて利用できるようになるサービスです。
具体的には、愛知銀行のアプリ上でATM取引に必要な情報を取得し、ATMに表示されるQRコードを読み取ることで、現金を引き出したり預け入れたりすることが可能になります。これにより、
- キャッシュカードを持ち歩く必要がなくなる: 財布を忘れても、スマートフォンさえあればATMが利用できます。
- ATMの利用シーンが広がる: セブン銀行ATMは全国に多数設置されているため、これまで以上にATMにアクセスしやすくなります。
- セキュリティの向上: スマートフォンアプリでの認証を経るため、より安全な取引が期待できます。
といったメリットが考えられます。これは、キャッシュレス化が進む現代において、スマートフォンの利便性を最大限に活かした、まさに次世代のATM利用方法と言えるでしょう。
「ATM窓口」サービスで、よりパーソナルな体験を：「＋Connect（プラスコネクト）」とは？
もう一つの注目ポイントは、「＋Connect（プラスコネクト）」というサービスを通じて、「ATM窓口」サービスを導入する点です。この「＋Connect」は、セブン銀行が提供する、金融機関のシステムと連携して新たなサービスを開発・提供するためのプラットフォームです。
この「＋Connect」を活用することで、愛知銀行はセブン銀行ATMを単なる現金の出し入れの場としてだけでなく、より多様なサービス提供のチャネルとして活用できるようになります。具体的には、
- ATMでの各種手続きの可能性: 例えば、簡単な口座開設の手続きや、各種申込書類の提出などが、ATMを通して行えるようになるかもしれません。
- パーソナルな情報提供: 顧客の状況に合わせた金融商品の案内や、ライフプランに関するアドバイスなどが、ATM上で提供される可能性も考えられます。
- 遠隔でのサポート: 必要に応じて、オペレーターが遠隔でATM操作のサポートを行うといった、より手厚いサービスも期待できます。
「ATM窓口」という言葉からは、ATMが単なる機械ではなく、顧客一人ひとりに寄り添う「窓口」としての役割を担う未来が見えてきます。
なぜ愛知銀行とセブン銀行の連携が注目されるのか？
この提携が注目される背景には、いくつかの理由があります。
- デジタル化への加速: 昨今、多くの銀行がデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しており、顧客にとってより便利で使いやすいサービスを提供しようとしています。今回の提携は、まさにその動きを象徴するものです。
- セブン銀行の強み: セブン銀行は、全国に広がるATMネットワークと、FinTech分野における先進的な取り組みで知られています。そのノウハウとインフラを活用することで、愛知銀行は迅速かつ効率的に新たなサービスを導入できると考えられます。
- 地域金融機関の新たな挑戦: 地域に根差した金融機関である愛知銀行が、先進的なテクノロジーを活用して顧客体験の向上を目指す姿勢は、他の地域金融機関にとっても参考になる事例となるでしょう。
今後の展望
今回の基本合意は、あくまで「導入に向けた」ものですので、これらのサービスがすぐに利用できるようになるわけではありません。しかし、この提携により、愛知銀行の利用者にとって、ATMの利用がよりスマートに、そしてよりパーソナルになる未来が大きく開けたと言えるでしょう。
今後、愛知銀行とセブン銀行がどのような具体的なサービスを展開していくのか、その動向から目が離せません。この連携が、日本の金融サービスのさらなる進化につながることを期待します。
セブン銀行との「スマホATM」サービスおよび＋Connect（プラスコネクト）「ATM窓口」サービスの導入に向けた基本合意書の締結について
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