四国遍路、世界遺産への道へ！徳島県が推進協議会総会を開催
徳島県は、2025年7月16日午前5時に、「四国遍路世界遺産登録推進協議会総会」の開催をお知らせしました。これは、四国八十八ヶ所霊場を巡る「四国遍路」を世界遺産に登録するための取り組みを、より一層力強く進めていくための大切な会議です。
四国遍路って、どんなところ？
四国遍路は、四国4県（徳島、高知、愛媛、香川）にある88ヶ所の札所を、弘法大師空海（こうぼうだいしくうかい）の足跡をたどりながら巡る、約1,400キロメートルにも及ぶ巡礼の旅です。古くから多くの人々がこの遍路道を歩き、自己と向き合い、精神的な充足を得てきました。その歴史は1200年以上にも及び、信仰の対象であると同時に、豊かな自然や地域文化に触れることができる、かけがえのない文化遺産なのです。
なぜ世界遺産を目指すの？
四国遍路が世界遺産に登録されることは、この貴重な文化遺産を国内外に広く知ってもらい、未来永劫守り伝えていくための大きな力となります。世界遺産に登録されることで、より多くの人々が遍路の魅力に触れ、その歴史や精神性を学ぶ機会が増えることが期待されます。また、地域経済の活性化にもつながるなど、様々な良い影響が考えられます。
推進協議会総会では何が決まるの？
今回の総会では、四国遍路の世界遺産登録に向けたこれまでの活動の進捗状況が共有され、今後の具体的な計画や戦略について話し合われました。四国4県が一体となって、登録に向けた準備をさらに進めていくための重要な意思決定が行われたことでしょう。
徳島県が果たす役割
徳島県は、四国遍路の第一番札所である霊山寺（りょうぜんじ）をはじめ、多くの重要な札所を擁しています。そのため、世界遺産登録に向けた取り組みにおいて、中心的な役割を担っています。今回の総会開催は、徳島県がこの目標達成に向けて、強い決意を持って取り組んでいることの表れと言えるでしょう。
これからの期待
四国遍路が世界遺産に登録されることで、日本の、そして世界の宝であるこの巡礼の道が、より多くの人々に愛され、大切にされていくことを願っています。徳島県をはじめとする四国4県の努力が実を結び、四国遍路が新たな一歩を踏み出す日を楽しみに待ちたいと思います。
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