公明党、外国人ビザ更新手続きをより厳格に 2025年7月11日発表
公明党は2025年7月11日、「外国における公的機関からの証明書の円滑な提出等に関する法律」の施行に向けた動きとして、「外免切替」と呼ばれる、外国人が日本で引き続き滞在するために必要な在留資格の更新・変更手続きを、より厳格に行う方針を発表しました。これは、より安全・安心な社会の実現を目指すための重要な一歩と言えるでしょう。
「外免切替」とは？
「外免切替」という言葉は、正式には「在留資格変更許可申請」や「在留期間更新許可申請」と呼ばれます。これは、日本に滞在している外国人が、現在の在留資格の活動を継続したい場合や、別の在留資格に変更したい場合に、出入国在留管理庁に申請する手続きのことです。例えば、留学ビザで来日した方が卒業後に就職して就労ビザに変更したい場合や、就労ビザの期間が満了して更新したい場合などがこれにあたります。
なぜ厳格化が必要なのか？
今回の発表の背景には、近年増加する訪日外国人の方々が、日本社会で円滑に、そして安全に生活していくための環境整備という目的があります。また、法改正により、これまで外国から取り寄せるのが難しかった公的な証明書を、日本の機関が代わりに取得できるようになるなど、手続きの簡素化・効率化も進む一方で、制度の悪用を防ぎ、真に日本で活動する意思のある外国人が安心して滞在できるような仕組みづくりも求められています。
今回の「外免切替」審査の厳格化は、具体的には以下のような点が重要視されると考えられます。
- 申請内容の正確性・真実性の確認強化: 提出される書類の内容や、申請者の経歴、活動内容などが虚偽なく、正確に記載されているかどうかの確認がより丁寧に行われることでしょう。
- 法的遵守状況の確認: 日本の法律や規則をきちんと守っているかどうかも、重要な判断基準となる可能性があります。
- 社会貢献性・日本への定着意欲の考慮: 単に条件を満たしているだけでなく、日本社会に貢献する意欲があるか、または長期的に日本で生活する意思があるかといった点も、より重視されるようになるかもしれません。
公明党の取り組みと今後の展望
公明党は、これまでも外国人材の受け入れや共生社会の実現に向けて、様々な政策提言や活動を行ってきました。今回の発表も、そうした長年の取り組みの一環と言えます。
法改正によって、これまで以上に申請者の状況を多角的に把握し、適切な判断を行うための体制が整備されることが期待されます。これにより、日本の社会全体の安全・安心がより一層高まるだけでなく、真に日本で活躍したいと願う外国人の方々が、安心して活動できる環境が整うことにもつながるでしょう。
今後、この「外免切替」の審査厳格化がどのように具体的に進められていくのか、その詳細な運用や、外国人の方々への影響など、引き続き注目していく必要があります。公明党は、国民の皆様の声に寄り添いながら、さらなる円滑な制度運用に向けて尽力していくことでしょう。
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