Junlebao、南中国でのロングライフミルク生産拡大へ APV社と提携を発表
中国の大手乳製品メーカーであるJunlebao（君楽宝乳業）が、生産能力拡大のため、GEAグループ傘下の食品・製薬技術企業であるAPV社との提携を発表しました。この提携により、Junlebaoは南中国におけるロングライフミルク（常温保存可能牛乳）の生産能力を大幅に強化し、この成長市場での存在感を高めることを目指します。
なぜ今、ロングライフミルクなのか？
近年、中国ではライフスタイルの変化や食品安全への意識の高まりから、ロングライフミルクの人気が拡大しています。冷蔵設備のない場所でも保存でき、賞味期限も長いため、都市部だけでなく、地方部での消費拡大も期待されています。特に南中国は、人口が多く、経済発展が著しい地域であり、ロングライフミルク市場のポテンシャルは非常に大きいとされています。
Junlebaoは、この市場の成長機会を捉え、南中国での供給体制を拡充する必要性を感じていました。そこで、高品質な乳製品製造技術で世界的に知られるAPV社に白羽の矢を立てたのです。
APV社の技術力がJunlebaoの成長を後押し
APV社は、食品加工、特に乳製品分野における先進的な技術とソリューションを提供しており、その中でもロングライフミルクの製造に必要な滅菌・充填技術は世界トップクラスです。今回の提携では、APV社が持つ最新鋭の製造ラインをJunlebaoに提供することで、同社のロングライフミルク生産能力を効果的に向上させます。
この最新技術の導入により、Junlebaoは、より高い品質と安全性を備えたロングライフミルクを、効率的に生産することが可能になります。これにより、多様化する消費者のニーズに応え、市場での競争力をさらに高めることができるでしょう。
南中国市場への本格参入と将来展望
今回のAPV社との提携は、Junlebaoが南中国市場への本格参入を目指す上での重要な一歩となります。生産能力の増強に加え、今回の取り組みは、同社が中国全土におけるリーディングミルクブランドとしての地位を確立するための戦略の一環とも考えられます。
今後、JunlebaoがAPV社の技術力を活かして、南中国市場でどのような展開を見せるのか、そしてそれが中国の乳製品市場全体にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。この提携が、Junlebaoのさらなる成長と、中国の消費者に高品質な乳製品をより多く届けることに繋がることを期待します。
（この記事は、2025年7月10日にPR Newswire Energyより公開されたニュースリリースに基づいています。）
Junlebao Chooses APV to Expand Shelf-Stable Milk Capacity into Southern China
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