ヨーク市議会、新たな「公平性・多様性・包容性（EDI）戦略」の採用を求める
2025年7月8日の午前10時26分、ヨーク市議会は、新たな「公平性・多様性・包容性（Equity, Diversity, and Inclusion：EDI）戦略」の採用を求める発表を行いました。この戦略は、ヨーク市内のすべての市民が、それぞれの違いに関わらず、尊重され、機会均等に満ちた環境で生活し、働くことができる社会を目指すものです。
なぜ今、EDI戦略が必要なのでしょうか？
ヨーク市議会は、誰もが公平に扱われ、多様性が尊重され、すべての人々が包み込まれる社会を築くことの重要性を強く認識しています。特に、現代社会では、人種、民族、年齢、性別、性的指向、障がい、宗教、社会経済的地位など、様々な違いを持つ人々が共に暮らしています。これらの違いを乗り越え、お互いを理解し、支え合うことは、より豊かで活力ある地域社会を作るために不可欠です。
この新しいEDI戦略は、ヨーク市議会が、これまで以上に積極的に、すべての市民の声に耳を傾け、必要な支援を提供し、あらゆる形の差別や不平等をなくしていくための具体的な行動指針となるものです。
新しいEDI戦略には何が含まれるのでしょうか？
この戦略は、具体的に以下のような点に焦点を当てています。
- すべての市民への公平な機会の提供: 雇用、教育、住宅、サービスへのアクセスなど、あらゆる場面で、誰もが公平な機会を得られるように努めます。
- 多様性の尊重と促進: ヨーク市に住む多様な人々がお互いの違いを尊重し、その多様性を強みとして活かせるような取り組みを進めます。
- 包み込まれるコミュニティの醸成: すべての人が孤立することなく、地域社会の一員として受け入れられ、安心して生活できる環境を作ります。
- 差別の根絶: あらゆる差別やハラスメントに対して断固とした姿勢で臨み、その根絶を目指します。
- 意識啓発と教育: 市民や職員への研修などを通じて、EDIへの理解を深め、差別をなくすための意識を高めます。
今後の展望は？
この新しいEDI戦略が採用されることで、ヨーク市議会は、職員の採用や育成、提供するサービス、地域社会との連携など、様々な活動において、この原則を浸透させていくことが期待されます。
市民一人ひとりが大切にされ、その能力を最大限に発揮できるヨーク市を目指して、市議会は市民の皆様と共に、このEDI戦略を着実に実行していく決意です。この取り組みが、ヨーク市をより包括的で、公正で、活気あふれる素晴らしい場所へと導くことを願っています。
City of York Council asked to adopt new Equity, Diversity and Inclusion Strategy
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