京都大学図書館、生成AIを活用した新しい検索体験「Summon Research Assistant」をベータ版で公開！
京都大学図書館機構は、2025年7月1日午前3時14分に、生成AIを活用した新しい統合検索ツール「Summon Research Assistant（ベータ版）」を公開しました。これは、図書館の利用者の皆様が、よりスムーズかつ効果的に情報を見つけられるようにするための、画期的な取り組みです。
「Summon Research Assistant」とは？
「Summon Research Assistant」は、京都大学が契約している様々なデータベースや蔵書などの情報を、一つの画面でまとめて検索できる「統合検索ツール」に、最新の生成AI技術を組み合わせたものです。
これまで、知りたい情報を得るためには、それぞれのデータベースごとに検索をかけたり、操作方法を覚えたりする必要がありました。しかし、この新しいツールを使えば、まるで賢いアシスタントに相談するかのように、知りたい内容を自然な言葉で入力するだけで、関連性の高い情報を素早く見つけ出すことができます。
たとえば、「〇〇の研究の最新動向について知りたい」といった具体的な質問を入力するだけで、AIが自動的に複数のデータベースを横断して情報を収集し、分かりやすくまとめて提示してくれるのです。これにより、情報の探索にかかる時間と労力を大幅に削減することが期待できます。
生成AIの力で検索が変わる！
生成AIは、私たちが普段使っているような自然な言葉のやり取りを理解し、複雑な情報の中から必要なものを的確に選び出す能力に長けています。
「Summon Research Assistant」では、この生成AIの能力を活かすことで、以下のようなメリットが生まれます。
- より直感的な検索: キーワードだけでなく、質問形式で検索できるため、専門的な知識がない方でも迷わず利用できます。
- 網羅的な情報収集: 複数の情報源を一度に検索することで、見落としがちな情報にも出会える可能性が高まります。
- 情報の整理と要約: AIが検索結果を整理・要約してくれるため、情報の把握がしやすくなります。
- 新たな発見の促進: 関連性の高い情報を提示してくれることで、これまで知らなかった研究分野や資料に出会うきっかけも生まれます。
なぜベータ版なのか？
今回は「ベータ版」としての公開です。これは、まだ開発途中の段階であり、皆様からのフィードバックをいただきながら、さらに使いやすく、より高性能なツールへと改善していくためです。
図書館機構では、この新しいツールを多くの学生や教職員の皆様に実際に使っていただき、使い心地や改善点について貴重なご意見を寄せていただくことを歓迎しています。
今後の展望
「Summon Research Assistant」は、京都大学図書館が提供する、情報アクセスの向上に向けた取り組みの一つです。生成AIの進化とともに、今後も様々な機能が追加され、より一層パワフルな研究・学習支援ツールへと成長していくことが期待されます。
この新しいツールを活用することで、皆様の研究活動や学習がさらに充実したものになることを願っています。ぜひ、この機会に「Summon Research Assistant」をお試しいただき、その可能性を体験してみてください。
最新の情報や利用方法については、京都大学図書館機構のウェブサイトなどでご確認いただけます。
【図書館機構】生成AIを使った統合検索ツールSummon Research Assistant（BETA版)が使えるようになりました
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