岡山県からのお知らせ：今年もダニにご用心！ダニ媒介感染症に注意しましょう（2025年6月13日）
岡山県から、2025年6月13日に、ダニが媒介する感染症についての注意喚起が出されました。今年もすでに複数の患者さんが確認されているそうです。暖かくなるにつれて、ダニの活動が活発になる時期です。特にこれから夏にかけて、野山や草むらに入る機会が増える方は、ダニに刺されないように十分注意しましょう。
ダニ媒介感染症ってどんな病気？
ダニ媒介感染症とは、ダニに刺されることで感染する病気の総称です。ダニの種類によって、様々な病気が知られています。代表的なものとしては、
- 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）: 発熱や消化器症状、出血症状などを引き起こす重症化しやすい感染症です。
- 日本紅斑熱: 発熱や発疹が特徴的な感染症です。
- ライム病: 皮膚症状や関節炎、神経症状などを引き起こすことがあります。
これらの病気は、早期に適切な治療を受けることが重要です。もし、ダニに刺された後に体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診し、ダニに刺されたことを伝えるようにしましょう。
どうすればダニに刺されないようにできる？
ダニに刺されないためには、以下の点に注意しましょう。
- 長袖・長ズボンを着用する: 野山や草むらに入る際は、肌をできるだけ露出しないようにしましょう。首元や袖口、ズボンの裾などはしっかり閉じ、ダニの侵入を防ぎましょう。
- 明るい色の服を着る: ダニは暗い色を好む傾向があります。明るい色の服を着ることで、ダニが付きにくくなります。
- 虫よけスプレーを使用する: DEET（ディート）やイカリジンなどの成分が含まれた虫よけスプレーを、肌や服に塗布しましょう。
- 草むらや藪の中に入らない: できるだけ草むらや藪の中に入るのを避け、舗装された道を歩くようにしましょう。
- 帰宅後はすぐにシャワーを浴びる: 家に帰ったら、すぐにシャワーを浴びて体を洗い、服を着替えましょう。
- 服や持ち物をチェックする: 服や持ち物にダニが付いていないか確認し、必要であれば洗濯したり、天日干ししたりしましょう。
もしダニに刺されてしまったら？
もしダニに刺されてしまった場合は、無理に引き抜こうとせずに、医療機関を受診して適切な処置を受けてください。自分で無理に引き抜くと、ダニの口が皮膚に残ってしまい、炎症や感染症の原因になることがあります。
まとめ
岡山県からの注意喚起にもあるように、ダニ媒介感染症は誰にでも起こりうる可能性があります。特に、自然の中で活動する機会が多い方は、ダニ対策をしっかりと行い、楽しい夏を過ごしましょう。もし体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。
岡山県のホームページでも、ダニ媒介感染症についての詳しい情報が掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。（https://www.pref.okayama.jp/site/361/980973.html）
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