抗老化作用を期待される栄養成分ニコチンアミドリボシド(NR)とニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の生体内代謝経路として腸肝循環機構が関与していることを解明, 富山大学

若返りの秘密？富山大学、注目の栄養成分「NR」と「NMN」の体内での動きを解明！

「なんだか最近、疲れやすいな…」「もっと元気でいたいな…」そう感じている皆さん、もしかしたら今回の研究が、その悩みを解決するヒントになるかもしれません。

富山大学の研究チームが、私たちの健康や若々しさに深く関わるかもしれない、2つの栄養成分「ニコチンアミドリボシド(NR)」と「ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)」の、体の中での動きについて、新たな発見をしたんです！

NRとNMNって、一体なに？

NRとNMNは、どちらもビタミンB3の一種で、私たちの細胞の中にある「NAD+（エヌエーディープラス）」という物質を作るために必要な栄養成分です。

このNAD+は、私たちの体がエネルギーを作り出すのに不可欠なだけでなく、老化を防いだり、体の機能を正常に保ったりする、とっても重要な役割を担っています。

つまり、NRやNMNを摂ることで、NAD+が増えて、元気で若々しい体を保てるかもしれない！と期待されているんです。

今回の発見は何がすごいの？

これまで、NRやNMNがどのように体の中で使われているのか、詳しいことはよく分かっていませんでした。

今回の研究で、富山大学の研究チームは、NRとNMNが「腸肝循環（ちょうかんじゅんかん）」という仕組みを使って、体の中を巡っていることを突き止めました。

腸肝循環とは、肝臓で作られた胆汁酸という消化液が、腸で吸収されて再び肝臓に戻る、体の中のリサイクルのような仕組みのこと。

今回の研究で、NRやNMNもこの腸肝循環を利用して、効率よく体全体に運ばれ、使われている可能性が示されたんです。

研究結果から何が期待できるの？

今回の研究成果は、NRやNMNをより効果的に活用するための、新たな道を開くかもしれません。

例えば、

今後の展開に期待！

今回の研究は、まだ始まったばかり。これからさらに研究が進むことで、NRやNMNの可能性が広がり、私たちの健康寿命を延ばすことにつながるかもしれません。

富山大学の研究チームの今後の活躍に、大いに期待しましょう！

【関連情報】

NAD+とは？ NAD+は、すべての生き物の細胞に存在する補酵素で、エネルギー産生、DNA修復、細胞の生存など、生命維持に不可欠な役割を果たしています。加齢とともにNAD+レベルは低下することが知られており、様々な疾患との関連も指摘されています。
NR（ニコチンアミドリボシド）とは？ NRは、ビタミンB3の一種で、NAD+の前駆体となる物質です。様々な食品に含まれているほか、サプリメントとしても販売されています。
NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）とは？ NMNも、NRと同様にNAD+の前駆体となる物質です。NRよりも体内でNAD+に変換されやすいという特徴があります。

【注意点】

NRやNMNは、まだ研究段階の栄養成分です。効果や安全性について、十分な情報があるわけではありません。摂取する際は、医師や専門家にご相談ください。