「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案」の閣議決定について, 国土交通省

海の力で未来を照らす！洋上風力発電を促進する法律改正案が閣議決定されました（国土交通省発表）

国土交通省は、2025年3月6日午後8時に、海の力を利用して電気を作る「洋上風力発電」をもっと広めるための大切な法律、「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律（通称：再エネ海域利用法）」の一部を改正する法律案を閣議決定しました。

どうして法律を変えるの？

地球温暖化を防ぐために、石油や石炭などの化石燃料に頼るのではなく、太陽光や風力のような自然エネルギーをもっと活用していく必要があります。特に、日本の周りの海は風が強く、広い場所もあるので、洋上風力発電には大きな可能性があります。

しかし、洋上風力発電を始めるには、海域を国が指定したり、事業者が計画を作ったり、たくさんの手続きが必要です。今回の法律改正案は、これらの手続きをもっとスムーズにし、洋上風力発電をしやすい環境を整えることが目的です。

改正案のポイントは？

今回の改正案には、主に3つのポイントがあります。

事業者の負担を軽減！
- これまで、事業者は計画を作ってから国に認定してもらうまでに時間がかかっていました。今回の改正で、計画段階から国が相談に乗ることで、事業者がスムーズに計画を進められるようにします。
- 環境アセスメント（環境への影響調査）も、洋上風力発電の種類や場所に応じて、より効率的に行えるように見直します。
- 地域の声を生かす！
- 地域住民や漁業関係者の意見をしっかりと聞き、発電所の建設や運営に反映させるための仕組みを強化します。地域の理解と協力が、洋上風力発電の成功には不可欠です。
- 透明性を向上！
- 洋上風力発電に関する情報を、誰でも簡単に見られるように、情報公開を積極的に行います。事業の進捗状況や環境への影響などが分かりやすくなることで、国民の理解を深めます。