私たちの淡い青い点, NASA

NASAが象徴的なイメージ『Our Pale Blue Dot』の4K版を公開

2025年2月18日19時05分、アメリカ航空宇宙局（NASA）は、惑星科学者カール・セーガン氏によって撮影された象徴的な写真『Our Pale Blue Dot（淡い青色の点）』の4K解像度版を公開しました。

『Our Pale Blue Dot』について

『Our Pale Blue Dot』は、1990年2月14日にボイジャー1号によって撮影された地球の写真です。この写真は、太陽系外縁から約60億kmの距離から撮影されました。写真には、広大な宇宙の中で小さくかすかに青みがかった光点として地球が写っています。

公開の意義

NASAがこの写真を4K解像度で再公開したことは、科学的および芸術的観点から重要な意味を持っています。4K解像度により、地球の細部まで鮮明に観察することが可能になり、人類の故郷である惑星の脆弱性と宇宙の広大さを実感できます。

カール・セーガン氏の言葉

『Our Pale Blue Dot』とともにセーガン氏は、この写真に込められたメッセージを以下のように語りました。

「宇宙全体の中で、地球は小さな青色の点にすぎません。私たちの美しさや卓越性、征服への衝動は、このかすかな光点に閉じ込められています。私たちの惑星は、広大な宇宙のかけらなのです。私たちの意識、私たちの野心、私たちの運命のすべては、この淡い青色の点に収まっています。」

関連情報

『Our Pale Blue Dot』の4K版画像は、NASAのウェブサイトからダウンロードできます: images.nasa.gov/details-PIA10373
カール・セーガン氏の宇宙への想いは、彼の著書『Pale Blue Dot: A Vision of the Human Future in Space（淡い青色の点：宇宙における人類の未来のビジョン）』で詳しく記されています。
『Our Pale Blue Dot』は、アメリカの詩人アーチー・ランバスによって書かれた有名な詩にインスピレーションを与え、地球の脆弱さと宇宙の広大さをテーマにしています。

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