キルギス大統領が中国を訪問、「一帯一路」構想への協力を再確認, 日本貿易振興機構

キルギス大統領、中国を訪問し「一帯一路」協力を再確認

発表元：日本貿易振興機構 (ジェトロ) 発表日：2025年2月17日 16:15

概要

キルギス共和国のサディル・ジャパロフ大統領が2月16日、中国を訪問しました。習近平国家主席との会談で、両首脳は「一帯一路」構想下での協力を再確認しました。

主要なポイント

ジャパロフ大統領は、投資や技術支援を通じてキルギスの経済開発を支援する「一帯一路」構想を評価しました。
両首脳は、インフラ建設、貿易、文化交流などの分野での協力強化に合意しました。
具体的には、次のプロジェクトが議論されました。
- 中国国営企業によるキルギスへの鉄道建設
- キルギス産果物の中国への輸出拡大
- キルギスの学生を招いた中国の大学での研修プログラム
中国は、キルギスの安全保障と安定を維持するための支援も表明しました。

背景

「一帯一路」構想は、中国が2013年に発表した、インフラや貿易を通じてユーラシア大陸を結び付ける大規模な開発戦略です。キルギスは、この構想に沿って中国と密接な関係を構築しています。

キルギスは、中国との国境に接する中央アジアの国です。中国は、キルギスの最大の貿易相手国であり、最大の投資国でもあります。

今後の見通し

ジャパロフ大統領の中国訪問は、キルギスと中国の関係をさらに強化するものです。両国は「一帯一路」構想を通じた協力拡大を続け、今後数年間でさらなる経済的、政治的な結び付きが予想されます。

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