キルギス大統領が中国を訪問、「一帯一路」構想への協力を再確認, 日本貿易振興機構

キルギス大統領、中国を訪問し「一帯一路」協力を再確認

2025年2月17日、キルギスのサディル・ジャパロフ大統領は北京を訪問し、中国の習近平国家主席と会談し、「一帯一路」構想における両国間の協力を再確認しました。

「一帯一路」構想とは、中国が2013年に提唱した、中国とアジア、ヨーロッパ、アフリカを結ぶ巨大インフラプロジェクトです。キルギスは、この構想の重要な一員であり、すでにいくつかの主要プロジェクトに参加しています。

ジャパロフ大統領は会談で、キルギスは「一帯一路」構想を支持し、両国間の協力がキルギスの経済発展に不可欠であると述べました。習主席は、中国はキルギスとの協力関係を強化し、貿易、投資、インフラなどの分野で協力を深めたいと表明しました。

会談では、以下を含むいくつかの具体的な協力プロジェクトも話し合われました。

中国キルギス経済貿易産業園の建設：中国企業がキルギスに建設する経済特区で、両国間の貿易と投資を促進します。
中キルギス高速道路の建設：キルギスの首都ビシュケクと中国国境を結ぶ高速道路で、両国間の貿易と観光を活性化させます。
水力発電所の開発：キルギスは豊富な水資源を有しており、中国はこれらの資源を活用して水力発電所を開発し、キルギスのエネルギー需要を満たしたいと考えています。

この訪問は、キルギスと中国が「一帯一路」構想の下で戦略的パートナーシップを構築する決意を再確認する機会となりました。この協力は、両国間の経済成長と地域全体のさらなる統合を促進する見込みです。