日本取引所グループ、レーサムの上場廃止を決定
2025年2月7日 06:40
日本取引所グループは、レーサム株式会社（以下、レーサム）の東京証券取引所（東証）上場廃止を決定しました。
上場廃止の理由
レーサムは、2023年12月期決算で債務超過に陥り、上場維持基準を満たさなくなりました。これにより、東証はレーサムの上場廃止を決定しました。
上場廃止の日程
- 2025年4月15日： 上場廃止予定日
- 2025年4月16日： 上場株式の取引停止日
関連情報
レーサムは、ヘルスケア事業を展開する企業です。主力製品は、関節痛や筋肉痛の治療に使用される湿布剤「アンメルツヨコヨコ」です。
しかし近年、レーサムは慢性的な赤字に悩まされており、2023年12月期決算では債務超過に陥りました。会社側は再建計画の策定に取り組んでいましたが、上場維持基準への適合は見込めず、今回の上場廃止決定に至りました。
株価への影響
東証の発表を受けて、レーサムの株価は大幅下落しています。同社株は、上場廃止決定前からすでに上場廃止基準に接近しており、市場では上場廃止の可能性が織り込まれていました。
投資家への影響
レーサムの投資家は、上場廃止により株式の売却ができなくなります。そのため、レーサム株を保有している投資家は、上場廃止までに売却するか、今後の市場動向に注意する必要があります。
なお、レーサムの債権者に対する影響については、現時点で不明です。
[東証]上場廃止等の決定：（株）レーサム
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