厚生労働省、令和5年度の医療機関指導・監査状況を発表
厚生労働省は、2025年1月28日、令和5年度における保険医療機関などの指導・監査の実施状況に関する調査結果を発表しました。
実施状況
2024年度に実施された指導・監査の件数は、計13,527件でした。内訳は以下の通りです。
- 保険医療機関等への指導：7,354件
- 医師等の登録医への指導：1,453件
- 監査：4,720件
主な指導内容
指導を受けた医療機関などに対して最も多かった指摘事項は、「診療報酬の適正支払」に関するものでした。具体的には、以下の内容が挙げられています。
- 不正請求や過剰請求の疑い
- 診療内容の不適切さや不十分さ
- 診療記録の不備
監査結果
監査を実施した医療機関などの中で、不正や過剰請求が認められた割合は、0.6%でした。また、「適正ではない疑いあり」と判断された割合は14.1%でした。
関連情報
この調査結果は、厚生労働省が毎年実施しています。医療機関の適正な運営を確保し、国民の健康を守ることを目的としています。
厚生労働省は、不正請求や過剰請求の防止に向けて、医療機関や医師に対する指導・監査の強化を継続すると表明しています。
令和５年度における保険医療機関等の指導・監査等の実施状況について
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