トヨタのオジエ、モンテカルロで通算10回目の優勝
トヨタ・ガズー・レーシングのセバスチャン・オジエが、1月27日に開催されたWRC（世界ラリー選手権）の開幕戦、ラリー・モンテカルロで優勝を飾りました。これはオジエにとって、モンテカルロでの通算10回目の優勝となり、WRC史上最多記録を更新しました。
オジエは、フォード・プーマ・ラリー1を駆るエルフィン・エバンスと激しいバトルを繰り広げました。最終日は、19.52kmのウプチェル – ピコ・ドゥ・コルモン競技区間を2度走行するパワーステージが設定されていましたが、エバンスは途中でクラッシュしてリタイア。オジエが今季初勝利を手にしました。
総合2位にはトヨタ・GRヤリス・ラリー1のエバンスが入り、総合4位には同じくトヨタの勝田貴元が入りました。
モンテカルロの伝説
ラリー・モンテカルロは、1911年に初めて開催された歴史あるラリーで、WRCカレンダーの中でも最も伝統と名声のあるイベントの一つです。フランス南部アルプスの過酷な山岳地帯が舞台で、氷、雪、アスファルトとさまざまな路面を走行するのが特徴です。
オジエの圧倒的な記録
オジエはWRCで最も成功したドライバーの一人で、通算8つのワールドチャンピオンを獲得しています。モンテカルロでの優勝は、このフランス人ドライバーにとって特別なものとなっています。
「モンテカルロでの勝利は、私にとって常に特別な意味があります」とオジエは語っています。「このラリーでは特別な雰囲気が漂っています。私はこのラリーが大好きで、10回目の優勝という記録を樹立できたことを誇りに思います」
トヨタのチーム力
トヨタは、WRC第1戦で1-2-4フィニッシュを飾りました。これは、チーム全体の実力とGRヤリス・ラリー1の性能の高さを示しています。
トヨタ・ガズー・レーシングのチーム代表であるヤリ-マティ・ラトバラ氏は、「私たちのチームにとって素晴らしいスタートでした」と語っています。「セブ（オジエ）は、荒れたコンディションで見事なパフォーマンスを発揮しました。エバンスと勝田も素晴らしい走りをしました」
WRCは、2月9日から12日まで開催されるラリー・スウェーデンで第2戦を迎えます。
WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ4 オジエが通算10回目のラリー・モンテカルロ優勝を達成 エバンスは総合2位、ロバンペラは総合4位でフィニッシュ
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