中学生向け人権作文コンテスト、入賞作品決定
法務省は、2025年1月24日（火）に第43回全国中学生人権作文コンテストの中央大会表彰作品を発表しました。
このコンテストは、中学生による人権に関する理解を深め、豊かな人間性を育むことを目的に毎年開催されています。今年は全国から約50万点の応募があり、その中から最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作10点が選ばれました。
最優秀賞は相模原市立相模原中学校3年の神田優奈さん
神田さんの作品「多様な個性を認め合い、誰もが輝く社会へ」は、障害のある人や性的少数者など、多様な人々に対する理解と敬意の大切さを訴えています。神田さんは自分の経験を通して、偏見や差別がもたらす苦しみと、誰もが自分らしく生きられる社会の必要性を力強く主張しています。
優秀賞は東京都立武蔵高等学校附属中学校3年の田中優莉さん
田中さんの作品「境界を越えて」は、国籍や文化の違いを超えた友情を描いています。田中さんは、外国籍の友人の経験を通して、一見異なるように見える人々の中にも共通点を見つけ、つながりを持てることを示しています。
優秀賞は熊本県立八代東高等学校附属中学校3年の島袋美咲さん
島袋さんの作品「世界はひとつの舞台」は、世界中のさまざまな文化や価値観を尊重する重要性を強調しています。島袋さんは、旅行や交流を通して得た経験に基づき、世界が一つの大きなコミュニティであり、誰もがその一員であることを認識する必要があると訴えています。
佳作は10点
佳作に選ばれた作品は、それぞれ個性的な視点から人権の尊さや多様性の大切さを描いており、審査員からも高い評価を得ています。
受賞作品は、法務省のウェブサイトで公開されています。また、表彰式は2025年3月に法務省で行われる予定です。
第４３回全国中学生人権作文コンテスト中央大会の表彰作品の決定について
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