九州電力が原子力発電所の燃料健全性に関する情報を更新
2025年1月23日午前7時45分、九州電力は玄海原子力発電所の燃料の健全性に関する情報を更新しました。
燃料の健全性
原子力発電所の燃料は、ウランを燃料棒状に加工したものです。燃料棒は、熱を発生し、その熱で発電用の蒸気を発生させます。
燃料の健全性は、原子炉の安全な運転に不可欠です。燃料が損傷すると、放射性物質が放出される可能性があり、事故につながる恐れがあります。
よう素濃度
燃料の健全性を確認するために、九州電力は燃料棒を冷却する水から「よう素」という物質の濃度を測定しています。よう素は、燃料棒の損傷時に放出される放射性物質の一種です。
測定結果
九州電力によると、玄海原子力発電所の燃料棒の冷却水から測定されたよう素濃度は、これまでの測定結果と同様に低いレベルで、法令で定められた基準値を大幅に下回っています。
九州電力は、この結果から燃料棒に損傷がなく、原子炉が安全に運転されていると判断しています。
関連情報
- 九州電力のニュースリリース：https://www.kyuden.co.jp/press_20230123-01.pdf
- 原子燃料の健全性に関する一般向け資料：https://www.jaea.go.jp/04/gijyutukaihatsu/bunyas01/shinpo01/shinpo01/topics02/pdf/sample_04.pdf
まとめ
九州電力は、玄海原子力発電所の燃料の健全性を定期的に確認しており、今回の測定結果から燃料棒に損傷はなく、原子炉が安全に運転されているとしています。九州電力は、今後も燃料の健全性を確認し、原子炉の安全な運転を確保するために努めていきます。
原子力発電所の燃料の健全性（よう素濃度）確認状況を更新しました。
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