農林水産省、愛知県で鳥インフルエンザの疑似患畜を確認
2023年1月19日、農林水産省は、愛知県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜4羽が確認されたと発表しました。これにより、国内における疑似患畜の確認は累計33例目から36例目となります。
疑似患畜の確認と発生農場への対応
疑似患畜が確認されたのは、愛知県西尾市の養鶏場です。農場では約4,300羽の採卵鶏が飼育されており、1月19日午前に鶏が死亡しているのが発見されました。愛知県家畜保健衛生所に届け出があり、検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
現在、農場では防疫措置が講じられており、残存する鶏の殺処分と埋却作業が実施されています。また、農場周辺10キロ圏内を移動制限区域に指定し、家畜の移動や搬出入が禁止されました。
農林水産省の対応
農林水産省では、この事態を受け、「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の持ち回り開催を決定しました。対策本部では、関係機関と連携し、事態の収束と感染拡大防止に向けて必要な対応を検討します。
関連情報
- 農林水産省「鳥インフルエンザ防疫対策本部」
- 愛知県ホームページ「鳥インフルエンザウイルス感染症対策について」
予防方法の徹底
鳥インフルエンザは、鳥類に感染するウイルス性の感染症です。人には感染しませんが、家畜への被害が甚大です。感染を防ぐためには、以下の予防策を徹底することが重要です。
- 鳥類やそのふん尿には近づかない
- 養鶏場では、適切な衛生管理を徹底する
- 鶏肉や卵は十分に加熱してから食べる
- 異常な症状がある鳥を見かけたら、すぐに自治体や家畜保健所に連絡する
農林水産省は、国民に対し、引き続き冷静に行動するとともに、予防策を徹底し、感染拡大防止に協力するよう呼びかけています。
愛知県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認（国内33例目から36例目）及び「農林水産省鳥インフルエンザ防疫対策本部」の持ち回り開催について
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