新潟市、総合評価方式の効果についての考察資料を掲載しました。

新潟市が総合評価方式の効果に関する考察資料を発表

新潟市は2025年1月19日午後3時に、「総合評価方式の効果についての考察資料」を市の公式サイトに掲載しました。

総合評価方式とは

総合評価方式とは、公共工事などの発注において、単に価格だけでなく、施工能力や納期遵守性などの技術力や信頼性も評価して入札業者を選定する方式です。

資料の内容

発表された資料では、総合評価方式の導入による効果として、以下のことが考察されています。

施工品質の向上: 価格のみを重視する入札では安価な業者を選択せざるを得ず、施工品質が低下する恐れがありましたが、総合評価方式の導入により施工能力の高い業者を選択できるようになりました。
納期遵守性の向上: 納期遵守性が評価項目に含まれることで、業者に納期を守るインセンティブが働き、遅延が減少しました。
地域の技術力向上: 総合評価方式は地元企業の技術力を評価するため、地域の建設業の育成に寄与しました。

関連情報

この資料は、新潟市が2023年度から導入した総合評価方式の1年目の効果検証として作成されました。実施状況や効果については今後も見直しが進められる予定です。

新潟市の取り組み

新潟市では、市民生活の向上と地域の持続的な発展に向けて、公共工事の発注方法の改善に取り組んでいます。総合評価方式の導入は、その一環として位置づけられています。

今後も新潟市では、公共工事をより効率的かつ効果的に発注し、市民サービスの向上を図っていく方針です。