福島県、ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査について

福島県がホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査を開始

内容

福島県は、2025年1月16日午前6時から、ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査を開始しました。

ホールボディ・カウンタとは、人体の内部に蓄積された放射性物質の量を測定する装置です。測定は数分で完了し、被ばくによる健康影響の有無を調べるのに役立ちます。

対象者

検査の対象者は、福島県在住で、過去に福島第一原子力発電所事故の影響が懸念される地域に居住していた方です。具体的な対象地域は下記の通りです。

検査方法

検査は、郡山市にある福島県立医科大学附属放射線健康管理センターで行われます。検査は無料です。

検査では、衣服を着用したまま、ホールボディ・カウンタの中に約10分間入ります。その間、放射線の量を測定します。

検査結果

検査結果は、約1～2週間後に郵送されます。結果は個人の健康情報として取り扱われ、厳重に管理されます。

関連情報

ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査の概要（福島県ホームページ） www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list-health-radioactivity-examination.html
放射線健康管理センター（福島県立医科大学附属病院ホームページ） www.fmuh.org/radiation/

補足

福島第一原子力発電所事故から時間が経つにつれ、内部被ばくのリスクは低くなっていますが、健康への影響が懸念される方にとっては、検査を受けることが重要です。

検査は任意であり、強制ではありません。検査の結果が気になる方は、医師や保健師に相談することを検討してください。