千葉県で高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜発生（4例目）
2025年1月16日13:00、千葉県は佐倉市内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が発生したと発表しました。疑似患畜は、養鶏場で死亡したニワトリから採取された検体で、ウイルス検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウィルスが検出されました。
この発生は、今季県内での4例目で、佐倉市では初めてです。発生農場には約2万羽のニワトリが飼育されており、すべて殺処分される予定です。
千葉県は、防除措置として、発生農場から半径3km圏内を「移動制限区域」に指定し、区域内における家きんや家きん製品の移動を禁止しました。また、発生農場から半径10km圏内を「監視区域」に指定し、家きんへの監視を強化します。
この高病原性鳥インフルエンザは、ニワトリやアヒルなどの家きんに感染するウイルス性の疾患で、人に感染する可能性は低いとされています。ただし、家きんや家きん製品を介して二次感染する可能性があるため、注意が必要です。
千葉県は、家きんを飼っている農場や個人に対して、以下の対策を呼びかけています。
- 家きんを屋内に隔離する。
- 異常がないか毎日監視する。
- 野鳥や他の家きんとの接触を避ける。
- 消毒剤を使用するなど、衛生管理を徹底する。
鳥インフルエンザに対する予防接種や治療法はありません。感染が疑われる場合は、速やかに獣医師や県に連絡してください。
この発生による家きんや家きん製品の流通や消費への影響については、現時点では不明です。引き続き、千葉県の発表や関係機関からの情報を注視する必要があります。
高病原性鳥インフルエンザ「疑似患畜」の発生について（第17報）（今季県内４例目）（令和7年1月16日）
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