日本証券業協会、J-IRISS – Microcomputer Technology

日本証券業協会、上場企業のIR情報開示プラットフォーム「J-IRISS」を公開

日本証券業協会（JSDA）は2025年1月14日午前6時28分に、上場企業のIR情報開示を支援するためのプラットフォーム「J-IRISS（ジャパン・インベストメント・リレーションズ・インテグレーテッド・ソリューション・サービス）」を公開しました。

J-IRISSの特徴

IR情報の集約と検索性向上: 上場企業のIR情報（決算発表、経営戦略、イベント案内など）をデータベース化し、検索可能にすることで、投資家やアナリストの利便性を向上させます。
マルチリンガル対応: 日本語に加えて、英語にも対応しており、グローバル投資家にもわかりやすい情報の提供を可能にします。
企業のIR活動支援: 企業が自社のIR情報を効率的に開示し、投資家とのコミュニケーションを強化するための機能やツールを提供します。
ESG情報開示の充実: ESG（環境、社会、ガバナンス）関連情報の収録を強化し、投資家のサステナビリティ投資をサポートします。

関連情報

JSDAは、日本証券取引所（以下、東証）と連携して、J-IRISSの開発を進めてきました。東証は2025年4月より、東証のEDINET（電子開示・閲覧システム）とJ-IRISSを統合する予定です。これにより、企業はEDINETを通じてIR情報を一元的に開示できるようになります。

さらに、JSDAは投資家向けにJ-IRISSの使用方法に関するセミナーやワークショップを開催する予定です。投資家は、JSDAのウェブサイトで詳細情報を確認できます。

業界への影響

福岡市、福岡市水道局一般競争入札案件について

J-IRISSの公開は、日本のIR業界に大きな影響を与えることが期待されています。投資家やアナリストは、より迅速かつ簡単に上場企業のIR情報にアクセスできるようになり、企業はIR活動の効率化と投資家とのコミュニケーション強化が可能になります。

また、J-IRISSがESG情報の開示を充実させることで、サステナビリティ投資の拡大も促進されることが期待されています。