日本取引所グループ、ジャムコを監理銘柄として指定
日本取引所グループは、2025年1月14日午前7時10分、自動車部品メーカーのジャムコ株式会社を「監理銘柄（確認中）」として指定しました。
監理銘柄とは
監理銘柄とは、財務内容や経営状況などに懸念があるとして、取引所が監視対象とする銘柄のことです。上場企業が監理銘柄に指定されると、以下の措置が講じられる可能性があります。
- 売買の停止または制限
- 特定情報の開示義務
- 上場廃止
ジャムコ指定の理由
日本取引所グループがジャムコを監理銘柄に指定した理由は、以下の通りです。
- 2023年3月期連結決算で、売上高が前年同期比30.4%減の1,433億円、営業損益が139億円の赤字、親会社株主に帰属する当期純損益が187億円の赤字となった。
- 経営効率の低下や原材料費の上昇による採算性の悪化。
- 財務体質の悪化で、流動資産が流動負債を下回る状態（債務超過）となっている。
関連情報
- ジャムコは2023年12月15日、2023年3月期連結決算を発表しました。
- 日本取引所グループは、2023年12月22日、「プライム市場」への移行を発表しました。ジャムコはこの移行対象に含まれています。
- ジャムコの株価は、監理銘柄指定を受けて14%以上下落しました。
今後の見通し
ジャムコの監理銘柄指定の解除時期は現時点では不明です。同社は、経営効率の改善や収益性の向上に向けた施策を講じるとしています。
日本取引所グループは、今後もジャムコの状況を監視し、必要に応じて追加の措置を講じる可能性があります。
[東証]監理銘柄（確認中）の指定：（株）ジャムコ
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