国内製造の食品は国産じゃないの？食品表示の謎を解き明かす講座
2025年1月11日、しずおかオーガニックウェブは「第9回食の未来を考える連続講座」を開催しました。この講座では、食品表示の複雑な内容を分かりやすく解き明かし、国産食品の選び方について学びました。
食品表示の落とし穴
食品ラベルに記載された「国内製造」や「国産」という表示は、一見分かりやすいようですが、実は落とし穴があります。
たとえば、「国内製造」とは、原料が海外から輸入されても、日本国内で加工した食品を指します。また、「国産」とは、原材料のすべてが日本国内で生産された食品を指しますが、一部の加工が海外で行われている可能性もあります。
分かりにくい食品表示
さらに、食品表示には以下のような紛らわしい表示があります。
- 「国産100％」：原材料のすべてが国産であることを保証。
- 「原料国産100％」：原材料のすべてが国産だが、加工は海外で行われている可能性がある。
- 「国産素材使用」：原材料の一部が国産であることを示す。
食品表示を読み解くコツ
食品表示を読み解くには、次のコツがあります。
- 「原材料」欄を確認する：原材料の産地が記載されています。
- 「内容量」欄の横に「国内製造」や「国産」などの記載がないか確認する。
- 「加工地」欄を確認する：加工が行われた国や地域が記載されています。
国産食品の賢い選び方
国産食品を確実に選びたい場合は、以下のような基準を参考にしてください。
- 「国産100％」の表示がある食品を選ぶ。
- 「国内製造」の製品でも、原材料欄に国産の表示があるものを選ぶ。
- 加工地が「日本」であるものを選ぶ。
「第9回食の未来を考える連続講座」では、食品表示の他にも、オーガニック食品の選び方や持続可能な食生活のあり方など、食に関する幅広いトピックが取り上げられました。今後も、食の未来について考える機会が提供されます。
「第9回食の未来を考える連続講座 国内製造って国産じゃないの？分かりにくい食品表示を読み解きます」
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